事例
アフターサービス領域のデジタル化に関わる
ビジネスモデル・システム構築支援
- 営業組織変⾰⽀援
- 業種:食品製造業における製造設備の販売事業
背景と目的
- K社は食品パッケージ製造設備の販売および技術スタッフによるアフターサービス提供の事業を展開
- 技術スタッフによるアフターサービスの品質をベースにシェアの拡大を目指す一方で、アフターサービスは労働集約型ビジネスであり、顧客の労働力不足やK社のサポート体制がボトルネックとなっていた
- アフターサービス領域における省人化をデータ活用を軸に行うことで、顧客の労働力不足解消と食品パッケージ製造設備のダウンタイムの低減につながるサービスの展開の両立を狙っている
アプローチ
1. 事業戦略策定
2. 事業ニーズ・K社要望の検証
3. 推進プランの策定
4. システムの構築
5. 運用
1. 事業戦略策定
顧客からK社が選定される理由であるアフターサービスの強みを、デジタル技術により強化。さらにデジタルサービスによってマネタイズを実現できている状態を目指す
事業の外部環境や競合他社の状況・顧客の課題などから成功要因を導き出し、事業を成功させるための分析を実施
上記の顧客課題に対して、顧客課題を解決するためのソリューションの検討を実施。製造業の業務領域別、サービス領域別に技術動向を調査後、顧客のニーズを踏まえて優先的に顧客へ提供するサービスを選定
2. 事業ニーズ・K社要望の検証
事業戦略で選定したソリューションやサービスが顧客の初期仮説やK社の要望を充足するかの検証を実施
3. 推進プランの策定
事業戦略策定で選定したサービスのビジネスモデルを定義
顧客の要望度と実現難易度を踏まえて、システム開発パートナーの評価を実施・選定
事業の推進と同時に、K社のケイパビリティを踏まえてK社の社内体制の検討とシステムの運営をK社自身で行えるようになるために必要なメンバーのスキルを定義
4. システムの構築
システムの構築について、K社の社内業務改善を推進する機能についてはDOLBIXで構築を実施
顧客向けの機能についてはシステム開発パートナーと連携しシステムの要件定義を実施
また、プロジェクト全体のPMOとしてK社とシステム開発パートナーのコミュニケーションや進捗状況の確認を実施
5. 運用
トライアル実施後は主に以下3つの運用支援を実施
I. データ分析:蓄積されたチケットから食品パッケージ製造設備の不具合情報とその対応実績のデータを抽出し分析
さらに分析業務を定型化
II. システムの運用・保守:K社が自力でシステムの運用を実施できるように各種施策で支援
III. ヘルプデスク:システムの使い方やシステムについて、K社社員からの問合せへの対応や、K社仕様にカスタマイズしたシステムのアップデート等による不具合対応を実施
ご支援の特徴/ポイント
新事業の構想策定からシステムの開発と構築、ひいてはサービスの運用まで支援
顧客の課題明確化の段階から関わり、外部環境分析や内部分析により成功要因を導出し、成功までの道筋を顧客と共有
顧客が自力でシステム運用できる状態を目指して、担当者のスキル向上と定着を意図した施策を実施
顧客オフィスに常駐し、顧客と一体となってアフターサービスのデジタル化を支えるシステムの導入を推進
顧客の業務実態を把握するため顧客オフィスに常駐し、顧客課題にハンズオンで対応
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