事例
B2C統合プラットフォーム開発の
プログラム運営支援
- デジタルビジネス戦略
- 業種:大手通信キャリア
背景と目的
- J社は光回線などのネットワーク事業やデータセンター事業等を展開
- 自前のインフラを保持しており、法人直販、マンションデベロッパー向けのネットワークサービスなど幅広い顧客基盤を持ち、安定的に事業を展開
- 一方で、合併を繰り返してきたことによるシステム面での非効率化の解消や、ビジネス拡大に向けてのB2Cサービスの拡充などを図るため、既存システムの統合プラットフォーム化を目指し、システム刷新を検討
- 統合プラットフォーム化を見据えたシステム刷新を推進するうえで、プロジェクトマネジメントや複数の開発ベンダーのコントロール、品質管理面での課題が顕在化したため、PMOとしてDOLBIXのコンサルを活用
アプローチ
1. プロジェクトマネジメント
2. システム・データの最適化
3. タスク実行の伴走支援
1. プロジェクトマネジメント
顧客の囲い込みをより強化するために、日々、様々な外部ソリューション・APIとの連携をアジャイルで開発していく必要があるが、開発ベンダーの体制の薄さやクオリティの低さが露呈し、開発ベンダーの品質管理やドキュメント整備状況の改善が急務な状況
J社側も開発ベンダーの成果物に対して品質チェックが可能な要員が不足
そこで開発ベンダーの成果物レビューを容易にするため、ドキュメントフォーマットを整備し標準化
さらに標準化したフォーマットでドキュメントを作成することで、ドキュメント品質の向上や開発時の手戻りを減少させ、レビューコストおよび開発コストを低減
J社はプロジェクト遂行のためにチケット管理ツールを導入しているが、運用ルールが出来ていないため形骸化
プロジェクトには複数の開発ベンダーが関与しており、また開発ベンダーごとにタスクやスケジュールがブラックボックス化されているため、進捗状況やタスクを正確に把握ができない状況
チケット管理ツールをベースにプロジェクトマネジメントを行うとともに、開発ベンダーの評価方法を整備し、運用のルール化を実施
J社担当者および開発ベンダーへ運用ルールの定着を図り、タスクやスケジュールを可視化することで、タスクの漏れやスケジュール遅延を低減するとともに、開発ベンダーのパフォーマンスを評価
2. システム・データの最適化
J社が合併を繰り返してきたことによるシステム面での非効率化の解消や、ビジネス拡大に向けたB2Cサービスの拡充を図るため、システムの最適化やデータのサイロ化解消が課題
各システムにおける現状データの持ち方を可視化し、B2Cサービスとして最適なシステム・データのあるべき姿を検討し整理
他社のソリューションやAPI連携などを踏まえ、システムとデータの最適化実現に向けたロードマップを策定
3. タスク実行の伴走支援
J社ではビジネスサイドと技術サイドでチームが分かれており、横断して関与可能な要員が不在
各フェーズにおいて、DOLBIXのPMOメンバーがビジネスおよび技術サイドに横断的に関与することで、要件や実装漏れを早期に刈り取り、システムリリース後の安定稼働を実現し、運用保守フェーズまで伴走して支援
ご支援の特徴/ポイント
豊富なプロジェクトマネジメント経験を活用した改善施策の策定
様々な業界でPM実績が豊富なDOLBIXメンバーがクライアントの課題を特定した上で、業界特性を踏まえたプロジェクトマネジメント手法や運営方法について改善施策を策定・推進
高難度のマルチベンダーコントロール支援
DOLBIXメンバーがPMOとして複数の開発ベンダーをコントロールすることで、成果物の品質向上や開発コストの低減に寄与
プロジェクトタスク実行の伴走支援
PMOとしてのマネジメントタスクに留まらず、要件定義から保守運用フェーズにかかる実際のプロジェクトタスクについて、幅広く一貫した伴走支援が可能