事例
バックオフィス系業務改革と全体最適を実現するデジタイゼーション支援
- 次世代エンタープライズITアーキテクチャデザイン
- 業種:大手建築設計事務所
背景と目的
- F社のバックオフィス系業務は、本来であれば社会制度やビジネス環境、組織体制の変化などに対して都度業務フローやプロセスが見直されるべきところ、事業に係る従業員の利便性優先の文化の中で、部署毎に社会的要求事項の高まりに対応するだけの対応に追われ、数十年来、旧態然・複雑怪奇な業務を続けてきた。
- その結果、各部署にて人海戦術ありきの非効率・属人的な業務、サイロ化およびブラックボックス化された、部分ならぬ局部最適化なシステムとなっており、本来あるべき職務分掌やガバナンスと乖離した状態が、慢性的に全社で散見されるに至った。
- これらの課題に対し、DOLBIXのコンサルテーションにより第三者視点を加えつつ、組織やガバナンスの在り方から再整理し、バックオフィス系業務改革(合理化)と全体最適を実現するデジタイゼーションへの転換を図るべく、その実現方法の明確化と実行を円滑推進することが本案件の目的である。
アプローチ
プレ調査でスモールスタートし、ヒアリングやサンプル調査を経て、顧客理解・本質課題を識別。全体ボリュームの見極めを行った上で、全社業務改革・改善に向けた業務・システム調査を実施。課題抽出、課題解決の方向性および施策検討、ロードマップ策定、その後の実行まで終始一貫してご支援。
1.プレ業務調査
プレ業務調査は、複数部門に影響があり業務負荷が高いプロセスを題材に、顧客理解・本質課題のクイックな見極めと全体ボリュームの把握を実施。
2. 全社業務調査
対象部署・業務範囲を全社業務/主要業務に拡大し、全体最適に向けた課題調査を開始。
3. 課題解決の方向性および施策検討
課題への対応方針検討を行うとともに重要性/緊急性を定義し、経営・現場双方の合意形成を図った上で、各課題に対する具体的な施策を検討。
4. ロードマップ策定
全社的/個別的課題それぞれの解決に向けたロードマップを、整合性を担保しながら描きつつ、実行のためのマスタープランを策定。
5. 実行
ロードマップを基に、早期に対応すべき課題・ボトルネックに対してはQuick-Win施策で効果を刈り取りながら、全体最適化に向かって実行。
ご支援の特徴/ポイント
業務改革における種々のテンプレートを用意
現状調査段階での業務調査票、各業務領域に係る現状業務フロー、将来業務フローのテンプレート等、体系化されたドキュメント類を準備。その活用により円滑なプロジェクト推進を実現。
業務 ✕ デジタル知見を有した人材による伴走型コンサルテーション
業務改革・改善において、システム・ツール導入は実現手段の1つにしかすぎないことから、組織や業務、システムの在り方を全体最適な視点で再考し、チェンジマネジメントを含む本質的な課題解決をワンチーム・伴走型でご支援。